現在も多くの建物で利用されているコンクリート。そのコンクリートの評価を行うには多くの項目が現在も必要とされています。特に安全性の確保が求められる施設の利用については、今後ますます必要性が増していくものとなります。
Project
プロジェクト
低濃度CO₂環境試験室プロジェクト
グローブボックスの技術を応用
室内のCO₂濃度を維持するためには、ガスレベルにおいての漏れがないように施工を行わなければなりません。そのためにグローブボックスの技術を応用することで、試験室の高気密化を実現しました。
シュミレーション結果をもとに試運転運用を開始
一般的にCO₂濃度を低濃度にする仕組みと恒温恒湿機能は矛盾します。この矛盾の妥協点をどのあたりに設定するのか?事前に小ケースの試験チャンバーにて、いくつかのシュミレーションを行い、その結果をもとに、手探りで試運転運用が開始されました。
思想はまさにグローブボックス
大きな空間の漏えい検査。従来の方法の精度をどこまで上げて計測できるか?また、気密度がどの程度あるのか?全く未知の状態からの検査を実施し、きちんと減圧試験・加圧試験を行いました。思想はまさにグローブボックス。
多くのノウハウを導入した低濃度CO₂環境試験室の完成
一見単純なパネル室のように見えますが多くのノウハウを導入し、監視モニターや警報計、記録計などを利用し、監視を中心とした容易に運用できるシステムとなっています。